宇都宮市は起業家育成支援に力を入れている都市です。市と多くの企業が連携して立ち上げた宇都宮ベンチャーズや、アクセラレータープログラムなど様々な取り組みを行っています。
今回はその集大成とも言えるイベント「UTSUNOMIYA INNOVATION NIGHT」が、JR宇都宮駅東口に新たに誕生したコンベンションセンター「ライトキューブ宇都宮」で実施されました。
私はその前半戦に当たる「NEW CITY UTSUNOMIYA」を進化させるスタートアップたち(宇都宮アクセラレータープログラム2022 DemoDay)」へ参加してきました。
これは、起業支援プログラムである、宇都宮アクセラレーター2022参加企業による成果発表会です。
とてもワクワクするような新事業がたくさん発表されたので、以下はその備忘録です。
株式会社BULL
1.3億個の宇宙ゴミの将来世代への負担を減らすために、これからのゴミを予防する。帝京大学等と連携してロケットに搭載するデブリ対策装置を開発する。宇都宮から宇宙産業をスタートする。
有限会社鳥海メディカルサービス
介護施設の宿泊利用をITサービスでマッチングできるようにするサービス。地域の老人ホーム等と連携し、利用者とサービス提供者がよりスムーズに繋がれるようになるサービスを開発。
株式会社WAQUOISE
運動面、精神面で日本の子どもたちの置かれている厳しい状況を改善するため、幼少期から運動体験を用意する。地域の幼稚園や栃木SC、スキー場と連携し、より子どもたちが興味を持って参加できるプログラムの実施。また、ITを活用し家庭でもスポーツ体験ができるプログラム提供。
株式会社ロミクス
唾液で未病をチェックする仕組みづくり。特に女性の更年期トラブルをチェックできるようにする。唾液を使って手軽に検査を行い、自らの健康データを理解し、健康アクションの提案までを提供できるようにする。
株式会社スマートホテルソリューションズ
道の駅のデジタル化。ろまんちっく村を対象とした実証実験で、予約管理システムの導入による運営の効率化、顧客データの取得ができる仕組みの構築。
日本美容創生株式会社
男性や地域全体も含めて更年期トラブルをサポート。美容室の現場から更年期のチェックを容易に行えるようにするアプリ開発。そこから婦人科の紹介やサプリの販売などへ。
サグリ株式会社
行政による作付け管理で、これまでは目視で何十万もの農地をチェックしていた。衛星データを使って、農地ごとにどんな作物が作付けされているかを調査できるソリューションをアプリ化。調査工数を減らせる。
株式会社オーケープランニング
いちごの計量と包装に工数がかかりすぎている現状。計量機によるいちごのパック詰めを省力化する機器開発。
株式会社エコロギー
世界的なタンパク質供給不足に対応するためのコオロギ量産。環境負荷が低く、雑食ゆえの餌をフードロス解消につなぎ、途上国の就労先としての環境も作る。オニックスと連携して麺の開発。
この後も、20:00頃まで様々なプログラムやネットワークの機会提供が続くということです。ご興味のある方はライトキューブ宇都宮にぜひお越しください。
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≫ UTSUNOMIYA INNOVATION NIGHT