気軽に手に入る高級キーボード3選
在宅ワークがメジャーになって、売上が伸びているものの一つが高級キーボードらしいです。
ご多分に漏れず私も、評判のいいキーボードを色々試してきました。
パソコン作業が増える中で直接触れる時間が最も多いのがマウスとキーボードなので、これらにこだわることは仕事のパフォーマンスに直結すると思ったからです。と言いつつ、途中からは趣味みたいになってしまいましたけど・・・。
キーボードの世界は奥が深く、中にはフルカスタムで組み立てたキーボードを使う猛者もいるくらいです。ただ、それでは敷居が高くなりすぎるため、Amazon等で普通に購入でき、なおかつ日本語配列に対応した高級キーボードというと実は選択肢はそれほど多くないのが現実です。
その中で「これは!」と思ったキーボードが3つあります。
1.Logicool KX800 MX Keys / MX Keys Mini
2.東プレ Realforce
3.PFU Happy Hacking Keyboard
それぞれ甲乙つけがたい使い勝手の良さでどれもおすすめなのですが、それぞれ特徴が違っていて向き不向きがあると思いました。
この記事ではまずLogicool KX800 MX Keys(以下MX Keys)を紹介していきます。
MX Keysとは
マウス等のPC周辺機器で有名なLogicool(Logitech)の最高級キーボードが「MX Keys」および「MX Keys Mini」です。
実はその前にKX1000 Craftというさらに高級なキーボードもありました。KX1000にはクリエイティブ作業に便利なダイヤルがついていて、PhotoshopやLightroom等の作業が便利になるというものでした。
そこからダイヤルを無くしたモデルが「MX Keys」と言えるのではないかと思っています。
両方使用した身からすると、ダイヤルが無くなった代わりに小型軽量になって、テンキーレスバージョンも追加されたMX Keysはより汎用的に使いやすくなっていると感じます。(正直なところ、Craftのダイヤルはあまり使い所がありませんでした・・・)
さて、そんなMX Keysシリーズのスペックは以下です。
MX KEYS | |
価格 | ¥18,480 |
サイズ | フルサイズ |
イルミネーション | あり |
接続方式 | USB-Type C |
電池の持ち | 10日/20週間(バックライト未使用時) |
接続デバイス数 | 最大3 |
FLOWコントロール | 最大3 |
対応OS | Windows、macOS、Linux、Chrome OS、Android |
カラー | グラファイト |
MX KEYS Mini | |
価格 | ¥15,950 |
サイズ | コンパクト |
イルミネーション | あり |
接続方式 | USB-Type C |
電池の持ち | 10日/20週間(バックライト未使用時) |
接続デバイス数 | 最大3 |
FLOWコントロール | 最大3 |
対応OS | Windows、macOS、Linux、Chrome OS、Android |
カラー | ペールグレー / ローズ / グラファイト |
これらの他に、メカニカルキーを採用した「MX MECHANICAL」、Mac専用(英語配列)の「MX KEYS(MAC用)」もありますが、ここでは割愛します。
MX Keysの特徴
このキーボードの特徴はなんと言っても、薄型でありながら快適さも両立したタイピング感です。
世の中にある高級キーボードのほとんどは、いわゆる昔ながらのデスクトップPC向けキーボードのストロークサイズを持つものでした。要は高めのキーを深く押し込むスタイルだったわけです。
しかし今、パソコンと言えばノートPC(ラップトップPC)は主流です。それに慣れた人にとっては、昔ながらのキーストロークは深すぎる。でも、ノートPCのような薄い高級キーボードはほとんど存在しない。
そんな中で誕生したのがMX Keysでした。
MX Keysは、パンタグラフ構造というノートPCのキーボードで採用される仕組みを採用した薄型キーボードながら、そのタイピング感は群を抜いています。
程よいストロークの深さと高級感のある感触で、快適なタイピングを行うことができます。
テンキーの有り無しも選択でき、WindowsだけでなくMacにも対応するなどかゆいところに手が届く作りになっています。
イルミネーション機能も搭載されており、薄暗いところでもはっきりと印字を確認することができます。
接続はBluetoothの他、Logicool独自の無線接続技術であるUnifyingにも対応しています。私はBluetoothで接続していますが極めて安定しており、接続上のトラブルが発生したことは全くありませんが、より安定性を求める場合はUnifyingがおすすめです。
また、最大3台までのPC等と接続することができ、ボタンで簡単に切り替えることができます。
薄型のためサイズも比較的コンパクトで、特にテンキーレスの「MX Keys Mini」はとても小さく持ち運びもしやすいです。
Windows環境だけでなくMacOSでも使用しやすいようにキーにMac用の刻印もされています。
(なお、MacOSに特化したMX Keys for MACも発売されていますが、こちらは英語配列キーボードなのでご注意ください)
品質、使い勝手、機能、全てにおいて文句なしの機能を持ったキーボードです。ノートPCのような薄型で高品質なキーボードが欲しい方には最高の選択肢となるでしょう。
MX Keysの欠点
ごくわずかですが、MX Keysにも欠点があります。その1つがバッテリー持ち。
MX Keysのバッテリーは充電式なのですが、イルミネーションをONにした状態だと約10日間利用可能となっています。これはお世辞にも長持ちするとは言えません。
イルミネーションをOFFにすることで数ヶ月持つようになるとも言われていますので、頻繁に充電することを避けたい場合はイルミネーションをOFFにするといいでしょう。
いずれにしても充電に必要なUSB-Cケーブルを用意しておけば大きな問題にはなりません。
また、キーボードに「足」が無く、標準で傾きはつけられているものの角度の調整はできません。キーボードの角度にこだわりたい方は要注意です。
そして高級キーボードなので仕方がないのですが、価格は15,000円〜18,000円と高めです。
MX Keysはこんな人におすすめ
まとめると、MX Keysはこんな人におすすめです。
・デスクトップ環境でノートPCのような薄型のキーボードを使いたい方
・高級感のあるキーボードを使いたい方
・複数のPCで使いたい方
高級キーボードの中でもコンパクトで使いやすく、万人におすすめできるキーボードです。
在宅ワーク環境を向上させたい方はぜひ検討してみてください。